自然とつながり、思い出が宿る場所

体験型ショールーム「やどり木」

「やどり木」は、私たちが大切にしている“心に宿る豊かな暮らし”を体感していただけるショールームです。その名には、“たくさんの人が集い、共に時を過ごし、思い出を育んでいく場所”という願いが込められています。

さらに、宿り木が大きな木に根を下ろし共に生きるように、私たちもお客さまや関わるすべての人と支え合いながら成長していきたい ── そんな思いも重ねました。

建築と自然が響き合う空間構成

やどり木の象徴ともいえる「草屋根」は、自然と建築が美しく調和するデザイン。窓から広がるのは、四季折々の山々や庭の風景。出窓を生かした畳ベンチ、カウンターといった窓際の工夫によって、外の自然を日常に取り込む設計が随所に施されています。

縁側、軒下、ウッドデッキ、パーゴラといった中間領域の空間が、屋内外の境界をゆるやかにつなぎ、どこにいても自然の気配を感じられるつくりになっています。

暮らしの中の「遊び」と「学び」

子どもたちが裸足で駆け回れる砂場や、遊び心あふれる土管の丘・滑り台など、のびのびと遊べる空間を備えています。また、裏山に植林された杉の木が、どのように製材され建築へと活かされていくのか、その流れを間近で知ることもできます。さらに、山水を引いたビオトープでは、生き物の営みや四季の変化に触れながら、自然とともに過ごす時間を体感していただけます。

屋外キッチンやピザ窯を使った食体験、菜園での野菜の収穫体験など、自然の恵みと共にある暮らしを実際に楽しめる工夫も豊富に取り入れました。

「手ざわりのある暮らし」を体験

やどり木では、木工や左官(泥を使った壁塗り)など、実際に手を動かしてつくる体験ができます。子どもも大人も、素材と向き合いながらものづくりを楽しむ中で、自分の暮らしを自分の手で育てる感覚を味わえます。

ワークショップやイベントも定期的に開催しており、“感じる・関わる”ことを通して、家づくりや暮らしの価値観を共有できる場となっています。

八女の風土と職人技が息づく

ショールームには、地元・八女の自然素材をふんだんに使用しています。八女杉や焼杉といった木材を用い、家具や造作棚、テーブルなどの細部に至るまで職人の手で仕上げました。 素材の魅力を活かし、時間と共に深まる美しさや手触りを大切にしています。

「やどり木」は、訪れるすべての人の心に、小さな記憶と豊かさがそっと宿るような場所でありたいと願っています。
ぜひ一度、自然と建築が美しく調和するこの空間で、“心に宿る暮らし”を体感してみてください。